12月号は建築学科特集!

12月号は建築学科の特集ということで「建築学生の生活の様子を書いて欲しい」と依頼を受けたのですが、遅くなってしまいました。すみません。


僕は学部4年生で、どうして遅くなったのかというと、つい何日か前までが卒業論文の提出期限だったからなのです。


「12月にもう卒業論文提出するのか、もう遊べるのか」と思う方もいるかもしれませんが、建築学科は甘くありません。


この後は2月中旬まで卒業設計が控えています。


ちなみに、論文と設計の両方をやらなければいけないのは、東大では建築学科と航空宇宙工学科だけです。


設計が苦手な身としては気が重いですね。


さて、建築学科と聞くとどのようなことを学んでいるイメージを浮かべますか。


やはり、設計やデザインが先に来るでしょうか。そのような勉強もあります。設計や製図以外にも、外部講師を招いて絵を描く練習をする授業もあります。


他には、構造・材料・歴史・環境などの分野があります。大部分は座学(教授の話を聞く一般的な講義)ですが、実際にセメントを練ったり、鉄筋コンクリートの梁を作って大きな機械で壊したり、音響設備や風洞で実験を行ったりする実習の授業もあって、建築に関するいろいろな分野の勉強ができると思います。


Ttime!12月号では、意匠学(デザイン)、構造学、歴史学を扱う先生にそれぞれインタビューしています。中でも、構造学の先生は木質構造を専門にしていて、寺などの歴史的建築物の保存や伝統的な構法を研究されています。建築学が大変広い学問であることを分かっていただければ、僕としてはうれしいです。


ちなみに、僕は鉄筋コンクリートや耐震工学を扱う研究室で論文を書きました。研究室は工学部11号館(広報室のある建物)7階にあります。そこからはきれいな景色が見え、勉強や研究に疲れたときにすごく癒してくれます。個人的には、研修室のすごく魅力のある点だと思っています。


というわけで、その景色を収めた写真で文章を締めたいと思います。

長い文章になりましたが、お読みいただきありがとうございました。


文責:森西