t-time12月号 物理工学科特集!

ttime2009-11-15


黄金色の銀杏並木に包まれた本郷は、まさに秋の真っただ中といった感じです。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
社会基盤学専攻修士一年、北野美紗です。


さて、12月末発行のt-timeでは、物理工学科特集をお送りします。
物理工学科は工学部の中でも「物理」の名を冠している唯一の学科です。
それだけに、ほかのどの学科とも違う独特の雰囲気を持っているように感じています。


私にも物理工学科の友人は何人かいるのですが、皆とても優秀です。
そんな優秀な学生たちが日々、切磋琢磨している物理工学科。
実験がとても大変そうだし、課題は重そうだし、講義は難しそうだし、先生は厳しそうだし・・
でもそんな環境にも関わらず、学業もサークル、アルバイトもばっちりこなしている人が多くていつも感心してしまいます!(@_@)


さて、12月号の特集ではアカデミックで研究することと企業で研究することの違いにフォーカスしたインタビューとなりました。
物理工学科へ進学を希望している学生にとっては、どちらのキャリアを選択するか迷っている学生は多いのではないのでしょうか?


記事を書くにあたって、大学院物理工学専攻を修了後、異なるキャリアパスを歩んでこられた3名の方々にインタビューを行いました。
物理工学科の望月維人講師、シャープ株式会社に勤務していらっしゃる小出直城氏、横浜市立大学大学院の益田隆嗣教授です。
アカデミックに残るか企業に就職するかを選択するときに、子供のころから培ってきたそれぞれの価値観が大きな影響を与えていることが印象的でした。
また、すべての方に共通しているのは「物理が好き」ということ。
特に物理工学科で学ぶ物理には、学問としての奥深さ面白さ、技術を通して社会に変革を起こすことができる、という2つの魅力があるように感じます。
同じ学科の同じカリキュラムで学習したのにも関わらず、学生時代に学んだことがそれぞれの方のキャリアに独自の形で役立っている点が興味深かったです。


アカデミックと企業、それぞれで研究を行うことの魅力がつたわる記事になっていると思います。
12月末発行のt-time12月号をお楽しみに!