最後の授業

最後の授業 DVD付き版 ぼくの命があるうちに

最後の授業 DVD付き版 ぼくの命があるうちに

さかたです。今日は、半年前に情報系の友人から紹介され、とても感動した動画が書籍になっていたので、紹介します。

この本はガンに侵され余命3か月と診断されたある大学教授の「最後の授業」にまつわる物語。コンピュータサイエンスはよくわかりませんが、主人公であるランディ・パウシュ教授は、この世界ではとても著名な先生だそうです。この本には実際の授業を映したDVDがついているのですが、彼がどのような夢を描いて、それらをどのように実現してきたか、そして実現できなかった夢から何を学んだかをコメディのような口調で公演しています。本では、それらについて詳細に述べるとともに、ガンと診断されてからのこと、夢の手助けをした学生や家族のことなど様々なことが語られています。

このなかで最も印象的だったのは、「経験とは、もとめていたものを手に入れられなかったときに、手に入るもの」という言葉。輝かしい業績の影には多くの挫折(レンガの壁)があったのだと思います。それでも夢を実現するという情熱を持ち続けたために後世にのこる仕事できたのだろうと思います。

東大工学部にも僕の知る限りで、子供のころの夢を持ち続けている素晴らしい先生方がたくさんいます。そのようなことをTtime!で伝えることができたらいいなあと思います。幸運なことに「最後の授業」をやらなければいけない人はいないようです。

授業の動画*1はWeb上にあるのでぜひ見てください。余命2か月とは思えないエネルギーとユーモアに満ちた授業です。この動画をみて(or本を読んで)子供のころの夢を思い出してはいかがでしょうか?

最後に"Do you figure out 'my' head fake?"