“空間”的視点から見た、建築と都市の“歴史”

12月号は、建築学科特集です。
今回は、12月号の記事から、一つを紹介します。

私が今回インタビューに行って来たのは、都市建築史研究室の伊藤先生です。

伊藤先生は、日本を中心として世界のいろいろな都市や建築の歴史を研究されています。


伊藤先生
ベトナムでのフィールドワークの写真(右)、
フランス都市研究の著書(左)とともに



歴史というと工学部内では異色な研究という感じがしますね。

実際、建築物の歴史は文学部などでも研究されていますが、都市建築史研究室では建築学に根ざしているだけあり、より「空間」に重点をおいた歴史研究をしています。


たとえば、フィールドワーク(近年ではオランダ、イギリス、イタリア、東南アジアなどを訪問しているようです)で現地の建築物を実際に測量した資料を見せていただいたのが印象的でした。

これらのフィールドワークなどで得た知見を元に、伊藤研究室は都市持続再生学(Sustainable Urban Generation)に貢献しています。


興味のある方は、GCOEの「都市空間の持続再生学の展開」のHPを見てみてください。
http://csur.t.u-tokyo.ac.jp/

伊藤研究室のページはこちらから。
http://itolab.org/ja:home


また、私自身建築学科の所在地である工学部一号館の上層階に行ったのは初めてだったのですが、建築学科の人たちが広い製図室で演習をやっているのがとても印象的でした。

(清水)