精密工学科 小林英津子先生にインタビューしてきました

社会基盤学専攻、修士1年の北野美紗です。
t-time8月号は「精密工学科」の特集をお送りします。

精密工学科はロボット、機械はもちろんサービス工学などとても幅広いジャンルの内容を扱っています。
今回私がお話を伺ったのは、医療ロボットの研究をされている小林英津子准教授です。

同じ学生アシスタントの柴田君の協力を得て、インタビューに行ってきました。
医療ロボットって何だろう?という知識ゼロの私たちに先生はわかりやすく説明してくださいました。

先生が研究されているのは、手術室でお医者さんをサポートするロボットです。
このような医療ロボットを導入することで、手術における患者さんの体の負担を低減することが可能になるそうです。
あくまでも患者さんの側に立ったロボット開発なのですね。

たとえば「先端屈曲鉗子」。
縫う作業は手術によくでてきますよね。
通常は手首を返して縫うのですが、この鉗子を用いることで、手首をまっすぐにしたままで作業を行うことができるそうです。
手首をまっすぐにしたままなら、患者さんの体内を傷つける可能性もより低くなります。

また、今度の記事で紹介するウェッジプリズム内視鏡は産業用ロボットから着想を得られたそうです。
医療ロボットに応用するために、安全性、軽量化、使いやすさをどうやったら向上できるかを考え完成に至ったそうです。

インタビューの後は研究室を見せていただきました。
本棚には医学書と電子工学の本が隣り合わせに並んでいるのか印象的でした。

小林先生、取材に協力していただきありがとうございました!